施術事例
今まで、ご縁があったたくさんの人たちの施術をさせて頂いた。これらの体験は、私にとってとても貴重な修行の場でもあった。では、私の施術体験事例の一部を紹介したい。
事例1
小学生の息子の顔が、何かにとり憑かれたようにおかしいということで母親が連れて来られた。観察したところ、目に異様な雰囲気を漂わせていた。母親にあまり心配かけさせたくない為、「何でもありませんよ。テレビゲームのし過ぎで目が疲れているようですね」と話をしながら、肩や頭に触れながら邪気を取り、気を注入した。すると、次第に目つきが穏やかになり、母親もようやく安心された。
事例2
小学六年生の男子が以前から霊が見え、そのことで精神的に相当なダメージを受けているという。両親やその子からもできれば見えないようにしてほしいという依頼を受ける。私はまず最初に、その子の守護霊に頼み込んでみた。「この子が霊的な力を持つには、肉体的にも精神的にもまだその段階ではないので、この子の為にあなた様のお力をお貸しください」と。その子の頭にも充分に気を注入した。それから数日して父親から感謝の連絡があり、息子のそのような能力が消えていたということだった。
事例3
マラソン選手の足首の痛みが1回の施術で取れ、足も軽くなり、指先に体重移動しても無理なく走れるようになった。
事例4
やけどをした直後の手の指に、数分軽く触れながら気を照射すると、全く痛みがなくなった。
事例5
腕や足を骨折した人に、ギブスを巻いた上から気を照射すると、ビリビリとしたものを感じるものがあるらしく、完治が予定より早くなった。
事例6
骨折やじん帯裂傷を除いた他の筋肉異常、例えば、つき指、捻挫、肉離れ等は、ほとんど1回の施術で痛みが取れた。
事例7
血圧が高い人の場合、施術直前に血圧計で数値を測定しておき、施術後にもう一度、血圧計で測定する。大抵は数値が10以上低下した。
事例8
六十代の男性に小さな腫瘍が三つあったが、レントゲンに全く写らなくなり、数回の施術でいつの間にか消えていた。
事例9
長年、メニュエルや頭痛、不眠症に悩まされていた女性が1回の施術で全て解消された。
事例10
手で触れてもはっきり分かるほどの女性の胸のしこりに、指先から数分気を照射し続け、半分程の大きさになった。
事例11
いつも足が重いという60歳の女性に10分ほど施術したら、 翌日、駅の階段を信じられないほど早く上り下りできた。
事例12
数年来、膝が悪くて正座ができないという女性が、1回の施術ですぐに正座できるようになった。
事例13
左足首が痛く、杖を使用しないと歩けないという七十代の女性が杖をつきながら息子に連れられて来た。身体にはほとんど触れることなく、30分の気の照射後、ベッドから降りると、介添えや杖無しで歩けるようになった。
事例14
毎年、何度も風邪にかかりやすい体質の人が数回の気功施術の結果、その後、全くかからなくなった。
事例15
10数年ひどい頭痛に悩まされ一日に2回、薬を服用していたが、10分の気功施術で頭痛が取れ、服用しなくなった。
事例16
32歳の女性で左側の卵巣が90㎜に肥大していた為、医者からすぐに手術が必要と診断された。できるだけ手術しない方法はないものかと悩んでいる時、私の気功施術のことを知り、遠方から夫と一緒に訪ねて来られた。
触ってもしこりは感じられない。まず安部式波動測定術で正常な右側の卵巣の数値を測定し、次に左の卵巣を測定した。相談者が言われるように、明らかに左の卵巣の数値が低い。通常なら異常個所のみ施術を行うのだが、全身の細胞組織を活性化させる為に、足先から頭に至るまで12経絡の全てのツボに触れながら気を注入することを試みた。その理由として最も病んでいる箇所に、他の健康な細胞から応援してもらうという考え方からである。
全身への気の注入が終えると、次は集中して異常のある左の卵巣に60分ほど気を照射し続けた。もうこれ以上、気が入らないと判断して、異常卵巣の数値を測定した。施術前の数値と比較すると、丁度二倍の数値になっていたので、「数値だけで判断すると、半分の45㎜になっているかもしれません。一週間後に手術の予定だということですが、その前にもう一度超音波で検査するはずですから、その結果を教えてください。もし、全然小さくなっていなかったらごめんなさいね。」と話をした。
一週間後、その女性から電話があった。興奮していたらしく、第一声が、「安部先生、本当は身体の中が見えるのでしょう。」であった。詳しく話を聞いてみた。すると担当医師が手術前の超音波検査の結果、「何か小さくなる薬でも飲んでいるのですか?」と聞かれたそうだ。実際にそういう薬はあるが、副作用が強いので、医師はあまり勧めなかったらしい。彼女もそのことを医師から聞かされていたらしく、服用は全くしていないとのこと。
医師の結論は「不思議なことですが、半分の大きさの45㎜になっています。これなら手術の必要はないでしょう。しばらく様子を見てみましょう」ということだった。その一週間後も私の所に来られ、2回目の施術を行った。
正常の右の卵巣とほとんど変わらない数値になっていた。当然、医師からも20㎜の大きさになっているので手術はしないでよいという結論になった。
事例17
1回の施術で眼底圧力が正常に近い数値になり、目の異常もほとんどなくなり、レーザ一治療をしなかった。
事例18
今まで光を全く感じなかった左側の眼球が、気を照射されている時、光を感じ始め、2回目の施術では、何らかの動く影を感じられようになってきた。
事例19
全く触れられていないのに、身体から何かがすっと出ていくような感じになり、いつの間にか足腰の痛みが取れていた。
事例20
右手の指先に力があまり入らず、ビールジョッキを持ち上げる事ができなかったが、1回数分の施術で指先に力が入りだし、すぐに持ち上げることができた。
事例21
中学三年生のソフトボール部の女子が、大会一週間前、練習中に全治一ヶ月という太ももの肉離れを起こした。怪我をした翌日は松葉杖で登校した。その夜、生徒の家で施術をした結果、痛みがほとんどなくなり、その翌日は松葉杖なしで登校できるようになった。もちろん、試合にも出場できた。
事例22
末期癌で苦しんでいる相談者に気を照射すると、痛みが取れ、身体が楽になった。
事例23
友人の母親が、危篤状態で国立病院に緊急入院した。ここ数日が山場らしく親族が集まった。友人からそのことを聞き、私に助けてほしいという依頼があった。すぐに病院に駆けつけ、集中治療室に入った。
窓越しに、隣の部屋の看護師や医師の姿が目に入る。友人の母親は呼吸器が取り付けられ、点滴が施されていた。このような状況では触れながらの施術はできない。ベッドから1~2m離れながら、手から気を照射する気功施術をした。腕は降ろした状態で両手の平から気を照射し続けた。
三日続けて病院に行き、一日1回、1時間の気功施術を続けた結果、自分で食事ができるほど回復し、退院をして通常の生活をするほどの状態になった。
事例24
知人の二十代になる娘が精神病院に入院することになり、私に娘を診てほしいという依頼を受けた。親戚という名目で母親と病室に入り、娘さんを透視した。数分ほどして、「三ケ月で退院できますよ」と言った。三ケ月後に娘さんは元気になって退院した。
事例25
五十代の女性が、腎臓の異常で完全摘出しなければならないということで施術することになった。数10回施術を試みたが、結局、全摘出することになった。ところが手術時間が通常の半分で済み、術後の経過も良いということだった。
他にも、まだまだ多くの向上的事例がある。反対に、全く向上しないという例もある。気功施術には異常個所への大きな力を加える必要が全くない。故に、向上するか現状維持かのどちらかなのである。気のパワー数値が高いほど、向上率も上がってくる。
私は、ほんの少しのお手伝いをしただけである。しかし、どんなに私の気のパワーが高くても、本人の良くなってほしいという強い願いや想いがなければ、向上は難しい。かなり厳しい異常があり、手術が困難だったり、不治の病と宣告されたりしたとしても、時には奇跡が起きることもある。
家族の決してあきらめない強い想いや手厚い看護も、その要因の一つであると思われる。もちろん、医師、看護師の手厚い医療も必要なのである。それらが総合的に作用して、奇跡に近いことが起きたりするのである。
相談者の身体に全く触れないのに、肩より上に上がらなかった腕が気功施術で5分ほどで上がるという現象についても、まだまだ西洋医学では解明不可能な分野なのかもしれない。
私自身が施術して、目の前に奇跡的な体験者がいるにもかかわらず、「え、ホントに?」という不思議な気持ちを常に持つ。何故か、当たり前という気持ちにはならない。