0.超人
○ 超人とか超能力者と呼ばれる人達は、常人がなかなか持ち得ない「力」を彼らが持っているという違いだけでそのように呼ばれる。原始時代の大人達はおそらく皆、100メートルを10秒ほどで走れるような走力や、犬が持つような鋭い嗅覚、そして視力もものすごく良かったのかもしれない。
○ 世の中は、少ないモノは貴重で高価なモノという判断をする。マツタケが椎茸より非常に数が多ければ、椎茸のほうが値段は高くなる。スプーン曲げができる人ができない人より多ければ、できるのが当たり前という論理も成り立つということである。
○ スプーン曲げができる人の話では、「スプーンが曲げられない人は、曲げられない力を持っているのです」と言う。ようするにスプーン曲げができる人から見れば、できない人のほうが超人であるという論理なのである。
数の多い少ないに関係なく、その論理もあるのかもしれない。