0.夢と希望と目標と

 夢は誰でも自由に見ることができる。もちろん寝て見る夢ではない。夢は聞こえの良い言葉である。しかし、夢は叶えられないから夢なのである。

 希望も美しき言葉である。夢と異なり、人が生き抜く上で明日へつなげようとするエネルギーの原動力になるものである。

 「希望を捨てないで、何とかして今の窮地を乗り越えてみせる」というように、現状打開にこの言葉を使うことが多い。

 目標というものは、より現実性がある言葉。努力次第では十分に達成可能なもの。問題は目標の具現化である。最高目標から下位目標まで数段階設定する。そして一番下の目標から達成させていく。

 最高目標まで辿り着くことができれば、夢が叶ったことと同じことである。最高まで達成できなくても、そこまでの努力は決して無駄にはならない。