0.気配り

 接待業と言われる仕事は、いろんな事に気配りをしなければならない。お客様からのクレームや要望については改善できるところは敏速に行い、改善したことをネットに書き込むことは当たり前のことである。

 私は温泉が好きで、月に数回、近場の温泉に出かける。ところがお店の玄関で靴を脱ごうとした時、椅子がない。仕方ないため、床に腰を下ろして脱ぐ。私は小さいときから片足が不自由なので椅子が必要である。そのことをフロントにお願いしたのだが、温泉から出て玄関で靴を履こうとしたとき、まだ椅子が置かれていない。

 お金がかかるバリアフリーの改善をすぐ求めているのではないのに、玄関に椅子を設置するという簡単なことをすぐにやろうとしない。

 運転中、お腹が空き、食堂に寄ろうとして車を止める。玄関の前まで来て休業の札。では何故のれんを表に掛けてあるのかと、気配りの無さに憤りを感じる。

 宮崎県民性というものを、「てげてげ」という言葉で表す。何でもいい加減、中途半端、自分だけければいいという意味がある。