0.よく噛むことの効用

 口に入れる飲食物は、水も含めてよく噛むほうが身体に良いことは誰でも知るところである。忙しい現代人はあまりよく噛まないので内臓等に異常をきたし、お通じも悪くなったりする。

よく噛むことにより、野菜等に付着している残留農薬等の悪い物質を唾液の成分で、かなり除去できる作用があることが科学的に判明している。

 よく噛むことにより、唾液の分泌量が多くなり、免疫力も高まる。病気もかかりにくくなる。よく噛むことで満腹を感じさせ、食事の量も少しで満足できる。

 水はしばらく口に含ませ、数回噛んで飲み込む。水以外の食物は最低70回噛む。理想は200回だが、そこまで噛むと限られた時間での食事ができにくい。日本の学校給食の時間配分も十分とは言えない。

 職場のお昼休みの時間も、2時間はほしいところである。