53.病気の原因と対処療法
○ 病気の原因を大きく二分するとしたら、一つは毒物や薬物、異物が体内で増えて起きる病。二つ目は病は気からと言われるように、ネガティブな感情が蓄積されて起きる病。
○ 現代医学では病気になった場合、原因を究明することよりも、どうやって治すか(元に戻すか)ということを重点的に考える。通常の治し方の一つは、体内に薬物を投入し、調整する投薬という方法。二つ目は、悪い箇所(細胞)を切除する手術という方法。病気になったらどのようにして対処するかということなので対処療法ともいう。
○ 薬で身体を元に戻すのでなく、人間が本来持っているホメイオスタシスと呼ばれる恒常性機能とか免疫力というものを取り戻し、高めるということがこれからの課題。
この免疫を高める医療がもっと進めば、病気にもなりにくく、医療制度の在り方も大きく変わると思われる。