37.ビタミン・ミネラルが豊富に摂取できる簡単献立

 野菜の摂取が身体に良いということは誰でも知っている。栄養素やカロリー等、詳しく紹介されている本も数多い。ここで述べることは私が気学的に考えた、体を三つに分けた場合の体調別野菜摂取の方法である。

① 心臓や肺、気管支、肩や目、頭等の異常の胸から上が弱っている人

  •  太陽のエネルギー(気)を100%吸収している野菜(ピーマン、トマト、カボチャ、ナス、ピーマン、キューリ、唐辛子、ズッキーニ、ゴーヤ、ヘチマ、実になる豆類、その他)を十分に摂取する。

② 膀胱、前立腺、腰、膝、足等の異常の腰から下が弱っている人

  •  大地のエネルギー(気)を100%吸収している野菜(ゴボウ、サツマイモ、ジャガイモ、サトイモ、山芋、筍、レンコン、ショウガ、ニンニク、その他)を十分に摂取する。

③ 胃、肝臓、腎臓、脾臓、大腸、小腸等の異常の胸から腰の間が弱っている人

  •  太陽のエネルギーと大地のエネルギーの両方を吸収している野菜(大根,人参、レタス、キャベツ、玉ネギ、ネギ類、セロリ、ニラ、白菜、パセリ、ほうれん草、ミズナ、その他)を十分に摂取する。

 野菜は毎日、最低7種類の摂取が望ましい。上から順番に弱っていたとする。①の場合、太陽の気を十分受けている野菜を七割摂取する。次に太陽と大地の気を受けている野菜を五割摂取する。そして、残りは大地の気を受けている野菜を三割摂取する。つまり、上から七五三の割合で野菜の種類や量を考えて摂取する。

②の場合は、大地のエネルギーを吸収している野菜を七割、③の場合は両方のエネルギーを吸収している野菜を摂取するということである。

 寒い季節の鍋料理は簡単でよい。どんな野菜も入れられる。ただ、毎日同じ味だと飽きてしまうので今日は肉をベースにした味付け、明日は魚というように変えていけばよい。出汁の種類もスーパーには豊富に揃っている。一般的な野菜に海藻類やきのこ類を足すとさらによい。