18.食事時の合掌の意義

 一日3回食事をすれば、合掌も6回はしているはずである。そして「いただきます」「ごちそうさま」という言葉を発するのは日本人の食事におけるマナーである。

 学校の給食指導では食べのマナーは教えるが、何故、手を合わせるのか、何故「いただきます」「ごちそうさまでした」と言うのかについては触れることが少ない。

合掌の意義

① 栄養面の献立を考え、料理をつくってくれる人への感謝

② 作物や家畜等を養う人、魚介類を獲る人への感謝

③ 命がある動植物への感謝

④ 飲食物の流通に関わる人への感謝

⑤ 食事ができる健康のありがたさに感謝

⑥ お天道様や神様に生かされていることへの感謝等の気持ちを形や言葉にして表すのである。

○ 小さい頃はできていたが、大きくなるにつれ、できない、やろうとしなくなる不思議な現象が起きる。いつの間にか当たり前という気持ちになっているのであろう。