12.試練の受け止め方

 人は、生きている間に様々な試練を受ける。起きてしまったことは仕方ない。問題はどうすれば試練を乗り越えられるのか。解決できないまでも最悪にならないために、どうすればよいかを考える。

 現象を認めず、いつまでもとらわれ、おろおろしたり嘆いたりする人は、どんな試練も乗り越えることはできない。先ず、起きている現象を素直に認めることである。認めることができれば、受け止めることができ、受け入れることができる。

 受け入れることができれば、少しずつ前に進むことができる。克服する努力を惜しまず、原因を分析したり、第三者に支援を求めたり、いろんな解決の糸口が見えてくる。自分を不幸と思い込み、人を恨んだりねたんだりすれば、ストレスも更に増え、心や体の健康を損ねることにつながり、試練に押しつぶされてしまう。