119.身体を癒す巨木
○ 私が30代の時に、鹿児島の霧島神宮で生命力のあふれる大木を見かけた。それから20数年経ち、2011年に久しぶりに霧島神宮を訪れた。しかし、何処を探しても落雷による割れ目を防ぐ太いワイヤーで幾重にも巻かれていたあの大杉が見当たらない。神官さんに聞いてみたところ、倒れる危険性があるということで伐採したとのこと。その大杉の子どもになる若杉が同じ場所に植えてあった。
○ 当初は、もしかしたらご神木ではと思ったが、しめ縄がない。その大杉が25万パワーあり、人の身体を癒すパワーがあることもすぐに理解できた。本殿のすぐ近くに、しめ縄が巻かれてある大きい杉が見えた。これがこの神社のご神木らしい。しかし、先ほどの大杉より、3万パワー少ない。
○ 外観や幹の太さ、樹齢年数でご神木を選ぶのかもしれない。ご神木は幾つあってもよい。何百年も生き抜いてきた樹木は、その成長を褒め称える意味で、全てしめ縄を巻いてもよいと思う。
○ 巨木でも、病気にかかっている木、朽ちかけている木はパワーも弱っている。そういう木は人の体の癒しには適さない。春に青葉が脈々としていれば、元気な証である。