103.招き猫の活用方法

 商売をしている店に、商売繁盛等の縁起物として招き猫を飾っている所が多い。招き猫は全国で作られ、材質だけでなく、形や色まで異なり、個性豊かな趣を感じさせる。そしてどの招き猫も、何故か右、あるいは左の手を挙げている。右手を挙げている猫はお金を招き、左手は人を招くという意味があるらしい。

 ほとんどが猫の頭の高さより手が低く作ってある。型作りの場合が多く、破損が少ないためと思われる。手が頭より高い方が幸運を招きやすいとも言われている。招き猫がそっぽを向かないように、お客様が入ってくる方向に向けて飾るとよい。左側に大きさがだんだん小さくなるように、複数の招き猫を飾るともっとよい。

 白色が多いが、黒色の招き猫は無病息災。金色は全てにご利益ありの意味があるようだ。色の異なる招き猫を多く飾るとよい。

○ 貯金箱になっている招き猫は、毎日最低一枚の硬貨を入れる。硬貨を入れる時は、「ありがとうございます」と感謝することを忘れない。招き猫自体に使用者の念が反映され、本物の気のパワーを発する招き猫になるであろう。